テキサス大学アーリントン校は、ジュニパーのスマートかつ俊敏性に優れたネットワークで、学生がいつでも授業を受けられる環境を構築しました

テキサス大学アーリントン校は、ダラス・フォートワースの中心部にあり、テキサス大学系列校の中で2番目の規模です。フォーブス等によって、教育で最高の価値を提供しているという高い評価を受けています。テキサス州で新型コロナウイルス感染症が初めて確認されると、即座にEラーニングとリモートワークを導入しました。即座に導入できたのは、ジュニパーのAIドリブンネットワークのおかげです。このネットワークは、教室と研究室を、データセンターとクラウドアプリに接続しています。 

概要


会社名 University of Texas Arlington
業界 教育
使用製品 Marvis VNAWired AssuranceQFX5100MX960SRXシリーズ
地域 Americas
テキサス大学アーリントン校の画像
お客様企業の導入事例の概要

2倍

屋内外をカバーする高速で信頼性の高いWi-Fi容量

向上

キャンパス全体でのネットワークの耐障害性と俊敏性 

合理化

自己修復型ネットワークが備わったネットワーク運用 

構築

AIドリブンネットワークソリューションのための戦略的パートナーシップ

課題

 

「急速に変化する私たちの業界において、当校のゴールは、教育のための安定したプラットフォームを継続的に提供し、当校の学生、教員、事務部門が卓越するための革新を可能にできるよう、当校の技術サービスを将来も有効に使い続けられるようにすることです」とUTAのCIOであるジェフ・ネイランド氏は述べています。「新型コロナウィルスが発生した際には、変化するニーズにも迅速に適応することができました。eラーニングと在宅勤務に移行するのに2週間を要しませんでした。このおかげで、教育へのアクセスの提供とビジネスを継続することができました。

「パンデミック以前には、授業の80%近くは対面式でしたが、現在は85%がオンラインです」とネイランド氏は述べています。「この不確実な時代に、当校には、当校のメンバーが、リモートであれ対面でれ、彼らのニーズに応じたサポートを提供する戦略的関係性、技術、能力が備わっています。」

UTAのOffice of Information Technology(OIT)は、ビジネスとITを連携させ、UTAのアプリケーションやデジタルサービスを使用した学生の交流を強化し、データによる管理上の意思決定を合理化するために、数年にわたる取り組みを続けています。OITはITポートフォリオを統合してクラウドに移行し、ITの複雑性を軽減してきました。「デジタルを用いて教え、学び、研究するというのは、私たち教育機関にとって大きな変化でした。」とUTAのインフラストラクチャおよび運用担当ディレクターであるジェイソン・ハーディー氏は述べています。「当校が行った選択により、十分に準備ができていたのです」

「ジュニパーを用いてネットワーク展開を標準化したことで、重要なシステムとの統合を同時に行いながら、当校はポートフォリオを統合し、管理の複雑さを軽減することができました。」とハーディー氏は述べます。

University of Texas Arlington Challenge
ソリューション

 

UTAの戦略は、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)ベースのクラウドサービスに移行し、最新のアプリケーションの使用をサポートし、今日の学生が必要とする24時間365日のアクセスに対応することでした。学習管理システム、教育機関ウェブサイト、セキュリティツールなどのクラウドツールを導入することで、アプリケーションの全ポートフォリオを劇的に変化させました。

OITは、2015年にジュニパーネットワーキングへの移行を開始し、最近では、キャンパスにMist AIを搭載したジュニパーのEXシリーズイーサネットスイッチとジュニパーのHigh Performance Access Pointsシリーズを導入しました。UTAでは、ネットワークコアとエッジ用に高性能で拡張性の高いMX960ユニバーサルルーティングプラットフォーム、10GbE/40GbEデータセンターネットワークファブリックにはQFX5100シリーズのスイッチ、大学のネットワークをサイバー攻撃から守るためにSRX5000シリーズサービスゲートウェイを利用しています。

「当校の以前の無線LANでは、キャンパス内でモバイルを使用するエクスペリエンスはストレスのたまるものでした」とハーディー氏は述べています。「Juniper Mistを導入することで、学生、教員、スタッフのエクスペリエンス全体が向上しました。

「すべてを自動化する」ことは、OITチームの指針の一つです。ジュニパーのネットワークを導入することで、UTAはAIドリブン自動化と実用的なインサイトのメリットを活用し、サポートエクスペリエンスを自動化することができます。仮想ネットワークアシスタント「Marvis」によるAIドリブンクラウドサービスは、自走式のアクションとリアルタイムに回答を提供するネットワークパフォーマンス分析でトラブルシューティングを簡素化します。ITはMarvisを用いて運用を合理化し、ユーザーエクスペリエンスを大きく向上させることができます。「Marvisによって価値実現までの時間が短縮されました。」とハーディー氏は述べています。

University of Texas Arlington Solution
成果

 

UTAは、全てをジュニパーのネットワークにする5年計画を実施し、毎年成果をあげてきました。ジュニパーネットワークのエンジニアリングと運用の簡素化により、OITは、大学の学術的、研究、コミュニティーの目標をサポートする優れたITサービスを提供しています。

「ITへの依存が高まる中、ジュニパーをパートナーとして迎えることで物事がうまく運ぶようになりました」とハーディー氏は述べています。

パンデミックにより、世界中の大学が研究と教育を見直すことを余儀なくされました。しかし、UTAでは、同期モード、非同期モード、ハイブリッドモードにかかわらず、学生、研究者、教員は学び続け、指導し続けることができるのです。そして、柔軟性に優れたジュニパーのネットワークにより、UTAは将来に備えることができるようになりました。

「今日の学びは、個々に焦点を当てたものです」とネイランド氏は述べています。「どこであれ、教室になります。高等教育は、劇的な変化の途上にあります。当校では幸運にもこの変化に対応する準備ができていたこともあり、教育へのアクセスを改善する新しい機会を楽しみにしています。私たちの世界は変化しているのです。」

University of Texas Arlington Outcome
ジェフ・ネイランド氏、テキサス大学アーリントン校CIO
「学生の受講方法が完全に変わりました。接続環境がこれほど重要になったことは、これまでありません。」
ジェフ・ネイランド氏 テキサス大学アーリントン校、CIO

2020年12月公開