Customer Success Story
英国司法省が刑務所内教育とトレーニングで生活を変革
刑務所内の教育とトレーニングが英国で人々の生活を変えています。人々の将来を改善し、受刑者がチャンスのはしごにのぼるのを助け、再犯の機会を減らします。英国司法省のLaunchpadプログラムのもと、受刑者は、自分のデバイスを管理タスクに使用して、日々の生活を簡略化し、時間がかかり効率の悪かったプロセスを効率的にしています。自分の監房から重要な日常情報にアクセスでき、自信を得て、行動を改善できます。
英国司法省は、ジュニパーのセキュアなクラウドマネージドネットワークを活用して、刑務所と保護観察所に優れたWi-Fiエクスペリエンスを提供し、仕事や教育、人のつながりをサポートしています。
概要
会社名 | U.K. Ministry of Justice |
業界 | 政府機関および非営利団体 |
使用製品 | AP32, AP45, EX2300, EX3400, EX4100, SRX300, SRX320, SRX345, SRX4100, SRX1500, Wireless(Wi-Fi)Assurance, Wired Assurance, Marvis VNA |
地域 | EMEA |
400
高速で信頼性の高いWi-Fi接続を備えた保護観察所と刑務所の数
12,000以上
受刑者と職員が使用する、ネットワークに接続された政府支給のラップトップの数
800
一般的な刑務所に設置されたアクセスポイントの数
社会復帰を支える無線基盤の構築
同省のLaunchpad社会復帰プログラムが焦点を当てているのは、再犯を減らすことです。受刑者にノートパソコンが支給され、その監房から直接、ネットワークへの接続、食事の選択、承認されているその他のサービスの取得ができるようにしています。このプログラムの成功には優れたWi-Fiエクスペリエンスが不可欠です。
「私たちは、保護観察官と受刑者に効率的なネットワークユーザーエクスペリエンスを提供したいと考えていました」と、司法省のネットワークおよびサイバーセキュリティ運用担当副局長、ナバ・ラマナン氏は言います。「接続の遅さやパフォーマンスの低下について、ユーザーが知る前に知りたいのです」
作業者は自動化されたクラウドベースのWi-Fiを使用して自由にローミング
同省は、クラウドネイティブのAIドリブンなマイクロサービスアーキテクチャを活用して、目的に合致した接続性とセキュアなネットワークソリューションを保護観察所に提供したいと考えていました。ジュニパーのフルスタックの有線および無線ソリューションは、ネットワークの可視性、トラブルシューティングの自動化、優れたユーザーエクスペリエンスといったすべての要件を満たします。
現在、地方のすべての保護観察所がWi-Fi対応サービスや訪問者向けの公衆Wi-Fiアクセスを備えているわけではありません。しかし、英国の400以上の保護観察所や刑務所でJuniper Mist™ソリューションを使用しており、現在、100以上の保護観察所にWi-Fi機能を導入しています。これらの保護観察所では、Juniper Mistクラウドアーキテクチャと連携するジュニパーのアクセスポイントとスイッチが使用されています。これらにはMist AI™が活用されており、高速で信頼性の高い接続が提供され、その接続性は継続的に最適化されています。保護観察所からエンタープライズネットワークやクラウドサービスへのセキュアな接続は、ジュニパーネットワークスSRXファイアウォールによって提供されています。
IT担当者によるネットワーク構成、管理、セキュリティ業務は、AIOpsによって効率化されています。Juniper Mist Wi-Fi Assurance、Wired Assurance、および仮想ネットワークアシスタント「Marvis™」が連携して、ユーザーエクスペリエンスに影響が及ぶ前に、無線および有線ネットワークの問題を事前に解決します。
受刑者はどのデバイスからでもインターネットに自由にアクセスできるわけではありません。たとえば、刑務所で未承認のWi-Fiデバイスが接続されている場合、ITチームはJuniper Mistダッシュボードですばやくそれを特定できます。「Juniper Mistは、未承認のホットスポットや不正デバイスがネットワークに接続しようとしている場合、きわめて効果的にアラートを表示してくれます」と、ラマナン氏は述べています。
受刑者の矯正を成功に導くソリューション
受刑者はさまざまな目的でネットワークに接続し、デジタルスキルを身につけ、再犯の可能性を減らすことができます。
「私たちはよりセキュアで高速、かつ優れたネットワークサービスを提供しています」とラマナン氏は述べます。「刑務所の職員、保護観察官、受刑者はWi-Fiを受け入れたようで、肯定的な感想や意見を聞くことができました」
自動化された事前対応型のWi-Fiは、刑務所や保護観察所のユーザーに影響が及ぶ前に、中央のITチームが問題を解決できるという大きな利点をもたらします。「潜在的な問題を、それが発生する前に予測できるのです」とラマナン氏は述べます。「Mist AIは問題を自動的に検出し、プロアクティブに自己修復、またはエンジニアにアラートを送信するため、エンジニアはネットワークのどこに問題があるのか、何を修正すべきかを正確に知ることができます」
Marvisなど、Mist AIドリブンのツールが介入して、問題の解決をサポートします。「ケーブルの不良やポートのフラッピングが発生している場合、ユーザーに影響が及ぶ前にそれを修正することができます」と同氏は述べています。
今後、司法省はジュニパーネットワークスからさらなる価値が得られることを期待しています。「私たちは優れたユーザーエクスペリエンスを提供しており、Juniper Mistのインテリジェンスを活用することで、さらに多くのことが可能になります」とラマナン氏は述べます。「私たちは、罪を犯した人々が将来に向けて備えられるようにするための教育と訓練を始めたばかりです」
2023年9月公開