ジュニパーネットワークス、「Contrail Enterprise Multicloud」の強化を発表
企業がマルチクラウドへ移行するための課題解決を最大限シンプル化できる強力なプラットフォーム
ジュニパーネットワークス(本社:カリフォルニア州サニーベール、NYSE: JNPR)は本日、「Contrail Enterprise Multicloud」の強化を発表しました。これにより、物理および仮想のネットワーク、クラウド、マルチベンダーといったさまざまなネットワーク環境におけるあらゆるワークロードに対し、エンドツーエンドの制御とポリシー管理を実現します。
ほとんどの企業では、オーバーレイ、アンダーレイ、さらにネットワークデバイスを管理するにあたって、複数のコントローラを必要としています。「Contrail Enterprise Multicloud」の新しいマルチドメイン・オーケストレーションと高度なアナリティクス機能は、企業が単一のコマンドセンターからワークロードのポリシーを管理・監視できるようにします。すなわち、パブリック、プライベート、あるいはその両方といったマルチクラウド環境を活用している企業においてマルチクラウド対応のインフラストラクチャを構築しつつ、単一のプラットフォーム上でのシングルポイントのコントロールによるポリシーのオーケストレーション・ソリューションを実現します。
「Contrail Enterprise Multicloud」は、オーバーレイおよびアンダーレイの管理をオープン・プラットフォームに統合します。デバイスやファブリック管理、あるいはオーバーレイポリシーやコントロールのいずれの場合であっても、「Contrail Enterprise Multicloud」は企業のオペレーションに共通のアプローチを提供し、ネットワークデバイスだけでなくベアメタルサーバー、仮想マシン、コンテナにわたってワークフローを効率化し、エンドツーエンドの可視化を向上します。
ジュニパーネットワークスでは、ネットワークの進化において、既存のインフラと新たなインフラを共存させる必要があるという考えから、マルチベンダー環境に対応する「Contrail Enterprise Multicloud」を設計しました。オープンなインタフェースと標準プロトコルに基づいて構築された「Contrail Enterprise Multicloud」はさまざまなネットワーク環境に導入でき、企業を不必要なベンダーロックインから解放します。
また多くの企業では、新しいテクノロジーを採用しながらいくつかの段階を経て、マルチクラウドへと発展させていきます。そのため、企業はあらゆる段階で現行の要件を満たすと同時に、マルチクラウドに対応していくことが求められます。この進歩を促すため、ジュニパーネットワークスは「Contrail Enterprise Multicloud」の強化に加えて、新たに5段階のマルチクラウド移行に向けたフレームワークを発表しました。このフレームワークは、セキュアで自動化されたマルチクラウドへの移行を容易に進めるベストプラクティスであり、移行をスムーズに行うテクノロジーの導入と、製品・サービスをまとめて企業に提供できるよう設計されています。
マルチクラウド対応の実現に向けた5段階のフレームワーク
本ニュースのハイライト
- 「Contrail Enterprise Multicloud」は、マルチベンダー環境におけるクラウドのあらゆるワークロードに対応する、唯一のマルチクラウド向けオーケストレーションとアナリティクスプラットフォームを提供:ジュニパーネットワークス「Contrail Enterprise Multicloud」の今回の強化では、エンドツーエンドのポリシーと制御機能が加わりました。これにより、オーバーレイおよびファブリック管理、ベアメタルサーバー、仮想マシンおよびコンテナ、ネットワークデバイス、プライベートおよびパブリッククラウド、セキュリティ管理のオーケストレーションを実行する単一ツールを提供します。企業で活用するIT環境の種類が多様化している中、ジュニパーネットワークスは、オンプレミスとクラウドにわたる動的なワークロード管理を向上するため、マルチベンダー環境を運用する単一のツールを提供し、その複雑さを緩和します。また、「Contrail Enterprise Multicloud」は、クラウドインフラストラクチャおよびアプリケーションモニタリングに加えて、データセンター向けのネットワーキング・デバイスに対してリアルタイムでインフラ性能モニタリング(IPM)を提供し、物理、仮想環境にわたる可視性とアナリティクスを実現します。「Contrail Enterprise Multicloud」は、モニタリングとインテントベースのアナリティクスにより、リアルタイムで問題の予測、警告、修正が可能となります。
- 企業がセキュアかつ自動化されたマルチクラウド環境を実現するための、マルチクラウド移行に向けた5段階のフレームワーク:ジュニパーネットワークスが5段階で示すマルチクラウド移行フレームワークは、お客様がどの移行段階にあるかに関わらず、マルチクラウドの実現に向けてカスタマイズしたプロセスを作成できるように、メソッド主導型のアプローチを提供します。このフレームワークでは、アーキテクチャ、製品、ツール、プロセス、人材の側面を考慮しています。企業が自動化していないデータセンター環境を構成していたり、あるいは自社でプライベートクラウドを開発していても、このマルチクラウドへの移行フレームワークは適切な意思決定をするためのアプローチを提供します。このフレームワークには、移行の各段階において、「Contrail Enterprise Multicloud」をはじめとするジュニパーネットワークスのマルチクラウド対応ソリューションやプロフェッショナルサービスが組み込まれています。
- 新しいインフラ設計に向けたシンプルなデータセンター・ソリューション・バンドル:ジュニパーネットワークスは、「QFXシリーズスイッチ」と「Contrail Enterprise Multicloud」、および導入に向けたプロフェッショナル・サービスを組み合わせて提供します。このソリューション・バンドルは、企業がデータセンター・ネットワークの接続、オーケストレーション、保護、確認を実行するために必要となるもの全ての提供を目的としています。
- データセンターの再設計を簡素化する自動化に向けたプロフェッショナル・サービス:信頼性の高い導入を促進するため、ジュニパーネットワークスのプロフェッショナル・サービスでは、ネットワークの導入とテストの自動化に向けたターンキーのプロセスおよびツールの提供を開始しました。「Automated Lab Testing」は商用環境導入前のテストとともに、事前のテストに必要なプレイブックとテストケースをはじめとする豊富な自動化ライブラリへのアクセスを提供します。また、「Automation Deployment」によって、IT部門はネットワークの構成を自動化できます。プロフェッショナル・サービスを通じて開発されたあらゆるソフトウェアに対しては、ジュニパーネットワークスのカスタム・ソフトウェア・サポートも提供しております。
参考資料(英語):
- 本件に関するブログ
- ジュニパーネットワークスに関するForrester Researchのレポート
- マルチクラウド移行に向けたジュニパーネットワークスのビジョン
- 本リリースはジュニパーネットワークス本社が2018年4月25日(現地時間)付けで発表したニュースリリースの抄訳版です。
ジュニパーネットワークスについて
ジュニパーネットワークスは、私たちのつながり方、働き方、生活に変革をもたらすクラウド時代において、製品、ソリューション、サービスにより、複雑なネットワークの簡素化を実現します。弊社は、顧客とパートナー企業に向けて、世界をつなぐ、自動化、拡張性を備えたセキュアなネットワークを提供するため、ネットワークをそれまでの制約から解放します。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下をご覧ください。
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