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UMassアマースト校が次世代Wi-Fiに向けてJuniperへと切り替え
マサチューセッツ大学(UMass)アマースト校は、ビジネス、コンピュータサイエンス、ヘルスケア、社会科学の教育分野で高い評価を得ているUMassシステムの主要かつ最大規模の大学です。また、ニューイングランド地方最大の公共研究大学でもあります。
15年間同じネットワークベンダーを使用してきたUMassアマースト校は、抜本的な改革に踏み切りました。デジタルエクスペリエンスを最適化するだけでなく、学生のエンゲージメント、キャンパスの健全性と安全性、スマートビルディングをサポートするために、ジュニパーが提供するAIドリブンWi-Fiへと切り替えました。
概要
会社名 | The University of Massachusetts Amherst |
業界 | 高等教育 |
使用製品 | AP63, AP43, Wireless(Wi-Fi)Assurance, Marvis VNA, ユーザーエンゲージメント, Juniper Mist IoT Assurance |
地域 | Americas |
32,000人の学生と6,400人の教員/スタッフ
120,000台のデバイスがネットワークに接続
より迅速に解決
AIドリブンによるトラブルシューティングでWi-Fi関連の問題をより迅速に解決
2~4時間
学生アルバイトが建物のWi-Fiを一新するのにかかる時間
デジタル基盤
学生の成功、健全性と安全性、キャンパスのよりスマートな運用を実現
Wi-Fiを電力と同じくらい信頼できるものに
「無線は、壁のコンセントから得られる電気と同じようにユーティリティです」と、UMassアマースト校の最高技術責任者であるジム・マイルスキー氏は述べています。「大学の無線が簡単であればあるほど、すべての人にとって良いものとなります。」
しかしながら、古いキャンパスのWi-Fiは、安定しているとはいえませんでした。ある寮では、Wi-Fiに関する苦情が1日に5件もありました。不満を抱いてIT部門までわざわざ出向いて報告してきた学生の数だけでこの件数です。
2021年に対面式学習が再開されるに伴い、信頼性の高いWi-Fiへのニーズがさらに緊急性を増しました。
「新型コロナウイルスのパンデミック以降、授業の大半はマルチモーダルです」とマイルスキー氏は述べています。「ネットワークの稼働時間に対する期待値は、はるかに大きくなっています。」
そして、大学のキャンパスでは常に活動が行われています。
「Wi-Fiという面では、大学は特別な環境です」とマイルスキー氏は続けます。「毎時間、何万人もの人々が建物から建物へと移行しています。これにより無線ネットワークに混乱が引き起こされる可能性があります。」
クラウドサービスを通してユーザーエクスペリエンスを向上
UMassアマースト校では、次世代Wi-Fiに向けてクラウドに注目しました。「無線APが差別化要因であった時代は終わりました」とマイルスキー氏は述べています。「そのソリューションが業務をいかに楽にしてくれるかが大切です。」
同大学は、Wi-Fiの苦情がもっとも多かった学生寮で、ジュニパーのAIドリブンWi-Fiを試すことにしました。Wi-Fiに関するサポートチケットがないまま2カ月が経過した後、同大学はジュニパー無線をキャンパス全体に展開し始めました。
ジュニパーのクラウドベースのマイクロサービスアーキテクチャにより、UMASSアマースト校は旧来の無線LANコントローラの管理から解放され、拡張性と俊敏性、信頼性に優れたWi-Fi環境を実現できました。
「クラウドがネットワークを簡素化し、耐障害性を向上させました」とマイルスキー氏は述べています。「データセンターで管理するインフラストラクチャが減りました。」
ジュニパーの無線はシンプルで管理しやすく、AIドリブンでの分析のため、問題を診断するのに役立ちます。IT部門はユーザーのWi-Fiに対する不満に対応するのではなく、事前対応でトラブルシューティングすることができます。
ジュニパーのAP43およびAP63アクセスポイントは、高速で信頼性の高いWi-Fi 6接続を提供します。Juniper Mist Wi-Fi Assuranceと仮想ネットワークアシスタント「Marvis」が含まれるジュニパーのクラウドサービスは、ITチームにユーザーエクスペリエンスへの明確な可視性を提供し、問題が発生した際のトラブルシューティングを迅速化します。
Mistポータルやモバイルアプリを通したゼロタッチのプロビジョニングにより、何千ものアクセスポイントの設定もシンプルです。
「以前のWi-Fiでは、外部のコンサルタントが新しいビルに導入するのに2週間かかっていました」とマイルスキー氏は述べています。「ジュニパーでは、学生アルバイトの手で2〜4時間でビルに展開できます。」
AIにより、Wi-Fiがユーティリティ以上のものに
「ジュニパーにしたことで、学生のエエクスペリエンスに対する可視性も向上しました」とマイルスキー氏は述べています。「学生からビデオ通話が切れたと報告があった場合、Mistの分析機能で何が起こったのかを把握できます。」
UMassアマースト校はWi-Fi活用だけにとどまらず、学生のエンゲージメントをサポートし、キャンパスの健全性と安全性をサポートしています
同大学では、学生寮でも、自宅にいるようなエクスペリエンスが得られるように取り組んでいます。学生が平均7台のデバイスをキャンパスに持ち込む中、個人所有デバイスの持ち込み(BYOD)やモノのインターネット(IoT)をサポートする機能は非常に重要です。
Juniper Mist IoT Assuranceの機能の1つにプライベート事前共有キーがあります。パスワードと類似した機能を持ち、学生はスマートテレビ、ゲームコンソール、ノートパソコン、タブレットおよびその他のWi-Fiデバイスに自分専用のマイクロセグメントを作成することができます。
今後は、AIドリブンWi-Fiネットワークで、キャンパス運営の効率化やグリーンビルディングへの取り組みもサポートしていきます。IoTドリブンインサイトにより、キャンパスバスの予測メンテナンスが可能になります。自動ドアや環境管理などのスマートビル運用も、Wi-Fiで実現します。
無線コントローラーを撤去した今、マイルスキー氏が次に手掛けるのはオンプレミスの電話システムです。「ジュニパー無線の強みがありますから、ワイヤレスVoIPを展開できます」とマイルスキー氏は述べています。
2022年9月公開