Customer Success Story
オイルインディアが、全国的なエネルギーの自立のイニシアチブを強化するためのデジタル変革の取り組みに着手
インドのエネルギー消費は、拡大する経済、人口の増加、急速な工業化により、世界で最も高い水準にあります。需要の高まりの中、国家は2047年までにエネルギーの独立を達成するという方針を定めました。
デジタルイノベーションは、オイルインディアによる同国のエネルギーニーズへの対応を加速します。インドで2番目に大きな国営の石油ガス事業者であるオイルインディアは、ビジネスの俊敏性と効率性の向上のために自動化を実現できるよう、高性能なジュニパーのIPファブリックにより、プライマリデータセンターとキャンパスネットワークを最新化しました。
概要
会社名 | Oil India |
業界 | エネルギーと公共事業 |
使用製品 | QFX5120, QFX5110, Security Director, Junos Space Network Director |
地域 | APAC |
VX-LANファブリックによる、プライマリデータセンターと災害復旧データセンターのシームレスな統合
分散型ファブリックによるキャンパスネットワークの稼働時間におけるレジリエンスの向上で、キャンパスのスパインノードに別個のファブリックパスが与えられます。
国の増大するエネルギーニーズに対応
オイルインディアは、エネルギー採掘と製造に力を入れながら、デジタルレディネスを加速させ、データ分析を使用してビジネスと運用プロセスを効率化し、より優れた意思決定を促進して、より柔軟な働き方をサポートすることを目指しました。
「データセンターを刷新して、当社のIT変革とデジタルレディネスのビジョンをサポートしたいと考えました」と、オイルインディアのIT副本部長であるChandan Kumar Barman氏は言います。
キャンパスからコアまで、セキュアで拡張性の高いネットワーク
オイルインディアは、柔軟なジュニパーのIPファブリックにより、データセンターとキャンパスネットワークをアップグレードしました。
同社は、ビジネスプロセスの自動化をサポートして、遠隔地のパイプラインを保護するために、アッサム州のドゥリアジャンにあるデータセンターに、ジュニパーのQFX5120およびQFX5110スイッチを導入しました。スパインリーフのファブリックとEVPN/VXLANオーバーレイにより、オイルインディアは、より俊敏で安全かつ拡張可能なデータセンターのインフラストラクチャを獲得し、ビジネスの俊敏性を向上できます。
「ジュニパーのネットワークファブリックにより、当社はアプリケーションとサービスをシームレスに展開し、1つのデータセンターから別のデータセンターにワークロードを移行できます」と、プロジェクトの技術チームの主要なメンバーであるAnkur Nath氏は述べます。
同社は、キャンパスコアネットワークにジュニパーのスパインリーフファブリックとVXLANを導入した初めての企業です。初期には、ジュニパーのEX4300シリーズイーサネットスイッチが、アッサム州ドゥリアジャンにある本社で、耐障害性に優れたキャンパスコアを提供しました。
「以前は光ファイバーの切断が一般的に発生しており、その場合、オフィスは接続を失うことになりました。」「ジュニパーのキャンパスファブリックにより、私たちはビジネス運用をサポートするのに必要なネットワークの耐障害性を得ました」と、プロジェクトの技術チームの主要メンバーであるManas Bordoloi氏は言います。
ジュニパーSRX4200ファイアウォールは、同社のデータセンターを保護する、次世代のセキュリティを提供します。ジュニパーのJunos Space Security Directorは、アプリケーションのセキュリティ、ファイアウォール、セキュリティインテリジェンス、およびセキュリティポリシーを設定および管理するのに使用されます。Security DirectorのコンポーネントであるPolicy Enforcerは、セキュリティポリシーの適用を自動化し、脅威の拡散を防ぎます。
「ジュニパーSRXファイアウォール、Security Director、Policy Enforcerを使用することで、ネットワークのセキュリティが向上しました」と、プロジェクトの技術チームの主要メンバーであるRacktim Bhuyan氏は言います。
未開拓のビジネス機会を解放する
オイルインディアのデジタル変革の初期段階では、最も外側のプロセス向上と従業員の安全性のためにインダストリ4.0ベースのテクノロジーを活用することに焦点を当てています。
コアネットワークがサポートする実装の異なる段階におけるデジタル変革プロジェクトには、ベンダー支払いプロセスにおける透明性の向上、CXOダッシュボードによる多様なデータ同化、HSEデータ管理の向上、アセットの安全性の向上、そしてドローン監視によるモニタリングなどのシステムの改善を取り入れています。
デジタルの成熟は、収益性の高い成長を推進し、国家の信頼性の高い、クリーンで低価格なエネルギーのニーズに対応することを目的とするオイルインディアの、エネルギー採掘と生産を最大化するための能力のカギとなります。柔軟なジュニパーのネットワークにより、同社は引き続きデジタル変革ビジョンを実現できます。
2022年7月発行