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ラスベガス、プライベート5Gネットワークでコミュニティと経済成長を促進
スマートシティのモデル都市となる道を切り開くラスベガスにとって、コネクティビティは何より重要です。同市は、イノベーション地区として知られる賑やかなダウンタウンエリアに、IoTおよび自動化テクノロジーと併せて、現時点で米国最大規模のプライベート5Gネットワークを導入しています。
5Gネットワークに対応するこのメトロネットワークインフラは、ジュニパーのルーティングテクノロジーに支えられており、市役所、公立学校、観光施設へのサービス提供を促進しています。
最大規模のプライベート5G
2023年時点で米国最大規模のプライベート5Gネットワーク
641,900人以上
ラスベガス市の人口
4,200万人
年間の旅行者および訪問者数
123マイル
自動運転電気自動車および交通網をサポートする回線の長さ
コミュニティに快適な設備と宅配サービスを提供
ラスベガス市は、2025年までにスマートシティのモデル都市になることを目指しています。そのために、プライベート5Gネットワークと一連のスマートシティ機能を活用して、さまざまなコミュニティサービスと輸送サービスを推進しています。同市のイノベーション地区ではこのネットワークが完成しており、市は5Gサービスを周辺エリアにも急拡大しています。
「コミュニティの生活をより良いものにしたいと考えています」と、ラスベガス市の最高イノベーション/技術責任者であるマイケル・シャーウッド氏は述べます。「1日だけの訪問者も、50年来の住民も、コミュニティのあらゆる人々をサポートする快適な設備を構築しています。私たちは最大限効率的な方法でそうした設備を提供したいと考えており、そこで大きな役割を果たすのがコネクティビティです。」
同市のネットワークは公共スペース全域に張り巡らされており、この地域の企業、行政機関、教育機関はこれをプラットフォームとして使用し、ラスベガスのコミュニティ全体にメリットをもたらすソリューションを開発することができます。
スマートなつながる未来への道を切り開くプライベート5Gネットワーク
ラスベガス市は、米国最大規模のオープンアクセスの市営プライベート5Gネットワークを構築しています。同市の無線ネットワークは、かつて米国政府が占有していたCitizens Broadband Radio Service(CBRS)の帯域を使用しています。
Juniper Cloud Metroソリューションは、この無線トラフィックにアグリゲーションとバックホールを提供しています。このメトロネットワークを支えているJuniper ACX7024 Cloud MetroルーターとJuniper EX4300スイッチは、ジュニパーのスイッチに可視性、運用の自動化、サービスレベルをもたらすAIドリブンのクラウドサービスであるJuniper Mist Wired Assuranceを使用して管理されています。
システムインテグレーターのNTTにより、同市と協力してこのネットワークを設計し構築しました。将来にわたって有効なこのネットワークは、オープンかつインテリジェントで、あらゆるサードパーティーアプリやエンドユーザーデバイスが接続できます。「今後市販される製品を使いたいと思われているでしょう」と、シャーウッド氏は述べます。「ラスベガスではあらゆるタイプの新しい機器を接続できます。」
コネクティビティにより教育やコミュニティサービスなどを向上
ラスベガスは、イノベーション地区以外にもスマートシティネットワークを拡張し、ラスベガス市の学校、公共安全、社会事業など、さらに幅広いコミュニティの向上をサポートしています。市のシステムを接続することで生成される情報を活用して、住民や訪問者の日々の生活に好影響を与え、市の責任者がデータに基づいた意思決定ができます。
プライベート5Gネットワークによって、ラスベガス市は独創的な宅配ソリューションを活用し、輸送トンネル「The Loop」に自動運転電気自動車を走らせて効率的な交通の流れを生み出し、交通渋滞を緩和することもできます。
ラスベガス市が採用した製品はジュニパーだけではありません。ジュニパーは、同市のテクノロジー責任者の話に積極的に耳を傾ける姿勢を示して、パートナーとして深く関与し、ラスベガスと同市のIT部門がスマートシティのモデル都市となるための取り組みの成功をサポートしました。
2023年9月公開